高温・高圧の化学ラボ装置と
パイロットプラントを、設計から製作まで。
株式会社AKICOは、高温・高圧条件で使用する化学研究装置、圧力容器、超臨界流体装置およびパイロットプラントを、基本計画から設計・製作・検査・据付まで一貫して対応する専門メーカーです。1969年の創業以来55年以上にわたり、大学・国立研究機関・民間企業の個別仕様に合わせた一品一様の装置を、東京・大田区の自社拠点で設計・製作しています。標準品の販売は行っていません。
- 55年以上高圧エンジニアリングの実績
- 60MPa最高使用圧力(現在の受注範囲)
- 500℃最高使用温度
- 258企業・大学・国研への納入
- 100%お客様仕様のフルオーダー設計
AKICOができること
AKICOは、研究テーマに合わせた高温高圧装置を一品一様で設計・製作します。標準機の販売ではなく、実験条件(流体・温度・圧力・容量・材質)から装置構成を決めるところが起点です。以下の8分野を自社で担当します。
1. 高温高圧化学反応装置の設計製作
反応・抽出・晶析・分解・物性測定に用いる高温高圧装置を、実験目的から設計します。
2. 研究実験用各種化学装置の設計製作
大学・研究機関のラボスケール装置。卓上型から架台組込型まで対応します。
3. 実験用オートクレーブの設計製作
50mLクラスの小容量から、撹拌・昇降・急速開閉機構付きまで。
4. 生産用大型オートクレーブの設計製作
ポリマー生産用1,500L、石炭スラリー精製槽200Lなど、生産設備規模の実績があります。
5. 高圧ガス法による機器・装置の設計製作
高圧ガス保安法の適用範囲で、法規区分の確認から設計・製作・検査まで対応します。
6. 第一種・第二種圧力容器の設計製作
簡易容器、小型圧力容器、第一種・第二種圧力容器の各区分に対応します。
7. 高温高圧バルブ・継手の設計製作
装置に組み込む高温高圧用のバルブ・継手を自社で設計・製作します。
8. 圧力調整弁の設計製作
背圧制御・圧力調整に用いる弁類を、装置条件に合わせて製作します。
対応する技術領域
超臨界CO2、超臨界水・亜臨界水、水熱合成、水素・ガスハイドレート、反応、抽出、晶析、乾燥、乳化、熱分解、気液平衡・溶解度などの物性測定。AKICOは1970年代のコーヒー豆脱カフェイン技術の開発から超臨界流体装置に携わっています。
数値で見る設計能力
AKICOが現在お受けしている設計範囲は、最高使用圧力60MPa、最高使用温度500℃です。連続式(流通式)とバッチ式の両方に対応し、扱う媒体は水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、ジメチルエーテル(DME)など多岐にわたります。装置分類ごとの設計範囲は下表のとおりで、数値は各分類の上限です。
- 60MPa最高使用圧力(現在の受注範囲)
- 500℃最高使用温度
- 2方式連続式・バッチ式
- 3形式オートクレーブ式・カラム式・コイル式
| 装置分類 | 設計圧力 | 設計温度 | 内容量 | 操作方式 |
|---|---|---|---|---|
| オートクレーブ/圧力容器 | 最大30MPa(小容量)/10MPa(中容量)/5MPa(大容量) | 200℃(ソフトシール)/350℃(メタルシール) | 50mL〜5,000L | バッチ式 |
| 超臨界水試験装置 | 最大50MPa | 最大500℃(メタルシール) | 50mL〜5L/送液10〜50mL/min | バッチ式・流通式 |
| 超臨界CO2試験装置 | 最大40MPa | 最大150℃(ソフトシール) | 50mL〜5L/送液50〜500mL/min | バッチ式・流通式 |
| 水熱合成/分解装置 | 最大10MPa | 200℃(ソフトシール)/300℃(メタルシール) | 30mL〜2,500L | バッチ式・流通式 |
| チューブリアクター | 最大50MPa | 最大500℃ | 2.5/5/10/20mL | バッチ式(急速加熱 約10分以内) |
| 高圧気液平衡測定装置 | 最大50MPa | 最大150℃ | 個別設計 | 静置型・循環型・流通型 |
| 可視窓付き高圧セル | 個別設計(MAC-75W/100Wは4.0MPa) | 150℃型/250℃型(MAC-75W/100Wは130℃) | 5mL〜500mL | 目視・光学観察 |
| 対応媒体 | 水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、ジメチルエーテル(DME)、その他の流体 |
|---|---|
| 装置形式 | オートクレーブ式、カラム式、コイル式(いずれも連続式・バッチ式に対応) |
| 接液材質 | SUS304/SUS316、ハステロイ各種、Ni合金、チタン合金、ジルコニア・先進セラミックスの組込み、その他合金 |
| 伝熱方式 | 胴密着ヒータ、電気炉、スチームジャケット、加熱コイル、流体加熱、空気加熱、温水加熱 |
| 熱源方式 | 電気、熱媒、蒸気、温水、その他 |
| 撹拌方式 | ベルト駆動、直結型、マグネット式ノンシール撹拌機、循環ポンプ、振盪 |
| シール方式 | ソフトシール(〜200℃級)/メタルシール(〜350℃・500℃級) |
| 適用法規 | 簡易容器、小型圧力容器、第一種圧力容器、第二種圧力容器、高圧ガス保安法、ボイラー |
| 送液機器 | 多気筒アキシャルプランジャポンプほか、高圧送液機器の設計・製作 |
| カスタマイズ | 全機種で対応。標準品の改造、既存装置への追加、架台・制御盤・配管・据付まで一括対応可 |
※ 表の数値は装置分類ごとの設計上限です。温度・圧力・容量・材質の同時最大を保証するものではありません。最高使用圧力60MPa・最高使用温度500℃は、当社が現在お受けしている受注範囲です。
製品・装置
代表的な装置は以下のとおりです。各装置の設計圧力・設計温度・内容量・接液材質・適用法規は、それぞれの製品ページに表で掲載しています。全機種の設計範囲を1つの表で見る

高温高圧オートクレーブ/圧力容器
50mL〜5,000L/最大30MPa/最大350℃(メタルシール)
高温高圧下でのバッチ反応、滅菌処理、樹脂成型に用いる圧力容器。研究用100mL〜3Lから、1,500Lポリマー生産用まで。
詳細仕様と納入例
超臨界(水/CO2)試験装置
水:最大50MPa・500℃/CO2:最大40MPa・150℃
抽出・乾燥・洗浄・熱分解・合成に用いる超臨界流体装置。卓上省スペース型の流通式超臨界水装置も製作しています。
詳細仕様と納入例
チューブリアクター
2.5〜20mL/最大50MPa/最大500℃/約10分で昇温
ラボスケールの亜臨界水・超臨界水反応用。ガスケット不要構造。SUS316/ハステロイ/チタン合金から選択できます。
詳細仕様と納入例
可視窓付き高圧セル
5mL〜500mL/150℃型・250℃型
高圧下の相状態・分散状態を目視/光学観察するためのセル。卓上型 MAC-75W・100W(4.0MPa・130℃)もあります。
詳細仕様と納入例
燃焼合成反応装置
20〜60L/最大15MPa/内部温度 最高2,500℃
自己伝播高温合成(SHS)による材料合成のための反応装置。Si3N4・AlN・BNなどの機能性セラミックを合成します。
詳細仕様と納入例
チューブリアクター用ヒーターユニット TRA-SHU
最高温度500℃/角度調整 0〜60度/1本加熱
チューブリアクター専用の加熱ヒーター。角度を変えて振盪撹拌ができ、水熱合成実験に最適です。
詳細仕様と納入例
チューブリアクター用ヒーターユニット TRA-FHU(4本同時)
最高温度500℃/4本同時加熱/角度調整 0〜60度
チューブリアクターを4本同時に加熱できるヒーターユニット。条件を変えた比較実験が容易です。
詳細仕様と納入例
装置構成必需品(バルブ・ポンプ・注入装置)
ストップ弁40MPa/保圧弁50MPa/ハンドポンプ最大200MPa
高温高圧バルブ、継手、圧力調整弁、循環ポンプ、注入装置などの自社製品。単品でのご購入も可能です。
詳細仕様と納入例
その他の化学装置(完全オーダーメイド)
ラボスケール〜パイロットスケール/バッチ式・連続式
掲載外の装置もオーダーメイドで製作します。法規対応から現地試運転までトータルエンジニアリングでご提案。
詳細仕様と納入例主要な適用分野
AKICOの装置は、石油化学から半導体まで業界を横断して使われています。分野ごとに求められる純度・制御精度・安全基準が異なるため、いずれも個別設計で対応します。
石油化学・エネルギー
触媒評価、ポリマー合成、過酷条件下の化学反応に対応する高耐久のパイロットプラント。重質油の軽質化に用いる流通式超臨界流体熱分解反応装置(500℃・35MPa)などの実績があります。
半導体・電子部品
次世代ウェハ処理・洗浄技術に対応する高純度・高圧システム。超臨界CO2を用いた洗浄・乾燥プロセス向けの装置を製作しています。
医薬・食品・化粧品
厳格な品質・安全基準を満たす精密制御のバッチ/連続反応装置。超臨界CO2抽出は1970年代のコーヒー豆脱カフェイン技術の開発から手掛けています。
グリーンケミストリー
超臨界CO2および代替溶媒プロセスによる持続可能な製造。廃プラスチック分解設備、CO2を原料としたプラスチック生産設備の実績があります。
PoC・受託試験サービス
装置を購入する前に、AKICO工場の実機を有料でレンタルして技術的な実現性を検証できます。購入前のデモ試験、受託試験に対応します。試験条件は個別の打ち合わせで決定します。
| 装置 | 型式 | 容量 | 最高圧力 | 最高温度 |
|---|---|---|---|---|
| CO2超臨界流体実験装置 | V-05 | 500mL | 40MPa | 150℃ |
| CO2超臨界流体実験装置 | S-05 | 500mL | 40MPa | 100℃ |
| 圧力容器/オートクレーブ | AC-300A | 300mL | 40MPa | 400℃ |
| 超臨界乳化装置 | SFW-E40S | 毎時1〜3L | 40MPa | 450℃ |



製作の流れ
お問い合わせから納品まで、AKICOが一貫して担当します。流体・温度・圧力・容量が未確定の段階でもご相談いただけます。適用法規の区分確認は、仕様が固まる前の打ち合わせ段階で行います。
- お問い合わせ
- お打ち合わせ
- お見積り
- ご発注・ご契約
- 設計・製作
- 組立・調整運転
- 納品・据付
品質・安全への取り組み
AKICOはすべての装置を東京・大田区の自社拠点で設計・組立しています。設計は、厳密なシミュレーション、構造健全性の計算、耐圧容器の安全試験に基づいて行います。


全装置に対する安全計算
構造健全性の計算と耐圧容器の安全計算を、すべての装置に対して実施します。
高圧ガス保安と認証対応
高圧ガス保安法に基づく製造体制を持ち、認証取得に対応した製作を行います。
過酷条件での性能検証
繰返し荷重、高温、腐食環境下での性能を検証したうえで納入します。
東京の自社拠点で一貫製作
設計から組立・調整運転まで自社内で完結するため、仕様変更や試験条件の相談に短いサイクルで対応できます。
実績と会社情報
株式会社AKICOは1969年12月に圧力機器工業株式会社として創業し、1970年1月に法人登記、1990年8月に現社名へ変更しました。東京都大田区南六郷に本社・工場を置き、産官学の研究機関に装置を納入しています。
主な実績
CO2からプラスチックへ(2023年納入)
二酸化炭素(CO2)を原料にプラスチック材料を生産する高圧パイロットプラントを設計・製作しました。超臨界・高圧技術をグリーンケミストリーに応用した、実機による実証プラントです。

超臨界流体装置
1970年代のコーヒー豆脱カフェイン技術の開発から超臨界分野に携わり、抽出・乾燥・洗浄・熱分解の装置を製作してきました。
生産設備規模の納入例
1,500Lポリマー生産用オートクレーブ、1,200L/1,000Lポリマー生産用オートクレーブ、2,500L廃プラスチック分解設備(170℃・1.5MPa)、ゼオライト生産設備(240℃・3.5MPa)、200L石炭スラリー精製槽、100L発泡槽、60Lスメクタイト合成装置、25L急速開閉式オートクレーブ、20L高温オートクレーブ(350℃・17MPa)。



| 社名 | 株式会社AKICO(AKICO Co., Ltd.) |
|---|---|
| 創業 | 1969年12月(圧力機器工業株式会社として創業) |
| 法人登記 | 1970年1月 |
| 社名変更 | 1990年8月に株式会社AKICOへ |
| 代表者 | 代表取締役会長兼社長 相澤 政宏 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 所在地 | 〒144-0045 東京都大田区南六郷3丁目22番25号 |
| 電話/FAX | 03-3735-8888 / 03-3735-6630 |
| メール | info@akico.com |
| 事業内容 | 高温高圧装置の設計・製作を中心とする専門メーカー。高温高圧化学反応装置、研究実験用化学装置、実験用・生産用オートクレーブ、第一種・第二種圧力容器、高温高圧バルブ・継手・圧力調整弁の設計製作。 |
| 許認可 | 高圧ガス保安法 第一種製造事業所/第一種圧力容器 製造許可事業所/建設業許可(機械器具設置工事業) |
| 取引先 | 産官学の研究機関・企業 主な納入・取引先 |
主なお取引先
株式会社AKICOは、民間企業170社、国公立・私立大学・高等専門学校59校、国公立研究機関・公的機関29機関とお取引をいただいています。産官学それぞれの研究現場で当社の装置が稼働しています。以下は代表的なお取引先です。
- 旭化成(株)
- AGC(株)
- 花王(株)
- 京セラ(株)
- (株)クラレ
- (株)資生堂
- 住友化学(株)
- ソニーグループ(株)
- 帝人(株)
- (株)東芝
- 東レ・ダウコーニング(株)
- トヨタ自動車(株)
- 日産自動車(株)
- 日本たばこ産業(株)
- パナソニック(株)
- 富士フイルム(株)
- 三井化学(株)
- 三菱ガス化学(株)
- 三菱重工業(株)
- (株)リコー
- 東京大学
- 東北大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 筑波大学
- 国研)産業技術総合研究所つくばセンター
- 国研)海洋研究開発機構
- 国研)物質・材料研究機構
※ 五十音順・敬称略。掲載は各社・各機関の了承の範囲によります。
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よくある質問
対応できる最高温度・最高圧力はどれくらいですか?
AKICOが現在お受けしている設計範囲は、最高使用圧力60MPa、最高使用温度500℃です。装置分類ごとの上限は、超臨界水試験装置とチューブリアクターが50MPa・500℃、超臨界CO2試験装置が40MPa・150℃、オートクレーブ/圧力容器が30MPa・350℃(メタルシール)です。温度・圧力・容量・材質の組み合わせで適用範囲が変わるため、条件をお知らせいただければ可否を判断します。
どの業界に納入実績がありますか?
石油化学・エネルギー、半導体・電子部品、医薬・食品・化粧品、グリーンケミストリーの各分野に納入しています。民間企業170社、国公立・私立大学59校、国公立研究機関29機関への納入実績があり、旭化成、AGC、花王、キヤノン、京セラ、資生堂、住友化学、東レ、パナソニック、富士フイルム、三井化学、東京大学、東北大学、産業技術総合研究所、海洋研究開発機構などが含まれます。
どの流体に対応できますか?
水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、ジメチルエーテル(DME)をはじめとする多様な媒体に対応します。装置形式はオートクレーブ式・カラム式・コイル式があり、いずれも連続式(流通式)とバッチ式の両方で設計できます。
流体・温度・圧力・容量が決まっていなくても相談できますか?
できます。AKICOは標準機の販売ではなく個別設計が前提のため、「何をどう試したいか」の段階からご相談を受けています。適用法規の区分確認も、仕様が固まる前の打ち合わせ段階で行います。
高圧ガス保安法や圧力容器の法規対応はしてもらえますか?
対応します。簡易容器、小型圧力容器、第一種圧力容器、第二種圧力容器、高圧ガス保安法、ボイラーの各区分に対応した設計・製作を行っています。どの区分に該当するかの判断からご相談ください。
購入前に実機で試験できますか?
できます。PoCサービスとして、AKICO工場の実機を有料でレンタルし、購入前のデモ試験や受託試験を行えます。CO2超臨界流体実験装置(500mL・40MPa・150℃)、オートクレーブ AC-300A(300mL・40MPa・400℃)、超臨界乳化装置 SFW-E40S(40MPa・450℃・毎時1〜3L)が利用できます。
接液部の材質は選べますか?
選べます。SUS304/SUS316、ハステロイ各種、チタン合金、その他の合金に対応します。チューブリアクターでは、耐食性・コスト・重量のバランスからSUS316、ハステロイ、チタン合金を選択できます。
ラボ装置だけでなく、生産設備規模のオートクレーブも製作できますか?
できます。オートクレーブ/圧力容器は50mLから5,000Lまで対応し、1,500Lポリマー生産用オートクレーブ、2,500L廃プラスチック分解設備などの納入実績があります。
既存装置の改造や、装置への追加はできますか?
できます。高温高圧バルブ・継手・圧力調整弁・マグネット式ノンシール撹拌機などを自社で設計製作しているため、既存装置への組み込みや改造にも対応できます。
お問い合わせ
流体・温度・圧力・容量が未確定の段階でもご相談いただけます。「こういう実験がしたい」という内容だけでも構いません。
- 電話
- 03-3735-8888
- FAX
- 03-3735-6630
- メール
- info@akico.com
- 所在地
- 〒144-0045 東京都大田区南六郷3丁目22番25号
ご相談時にお知らせいただけると早い項目:
①流体(水/CO2/その他) ②温度 ③圧力 ④容量 ⑤バッチ式/流通式 ⑥接液材質の希望 ⑦設置場所















